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井原市長:明けましておめでとうございます。2010年を振り返ると、国全体が空回りしていたような気がしていて、日本全体が国際的な観点から見て自信を失いかねない年であったように思います。四国中央市だけの事で言えば、景気の低迷、少子高齢化等不安な面もあるのだけれど、合併したひとつの成果が現れた年だったのかと感じます。
合併した是非論というのは様々に感じ方があるのかと思いますが、夫婦の結婚に例えると、夫婦のメリットとして協力し合うと1+1が3にも4にもなる。協力しあわなければマイナスの数字になる。私は、市町村合併というのは結婚と同じだと考えていて、2010年は旧2市1町1村に協力、助け合いというものが生まれてきた年であったように思います。
また、昨年は情報発信をうまく出来た年であったように思います。オラが町の映画、「書道ガールズ!!わたしたちの甲子園」が全国上映され、これまでは来場者数300人程で行ってきた書道パフォーマンス甲子園大会が今年は3000人を越える来場者を迎え盛大に開催できたことなど四国中央市にとってはステップアップ出来た良い年であったのかなと思っています。
これまでは、新生、挑戦、改進と進めてきましたが2011年のテーマは「飛躍」。これまで進めてきたものを大きく飛躍させる年にしようと考えています。市役所改革第2ステージとして、大きな目玉は市民文化ホール。現在の市民会館の現況は芸術文化と人づくりにふさわしい機能が備わってないので、また合併特例債活用の期限を考えれば今年方向性をつけることは重要な役目だと考えていますし、若手の意見を取り入れるなど、みんなでつくる市民文化ホールを目指したいと思っています。(社)法皇青年会議所の皆さんにも是非参画して頂きたいと考えています。
三好理事長:明けましておめでとうございます。2010年は(社)法皇青年会議所の副理事長として活動をさせていただきましたが、大きな事業として(社)日本青年会議所四国地区愛媛ブロック会員大会を主管いたしました。愛媛県内の青年会議所メンバーが一堂に会し集まる大会を寒川豊岡海浜ふれあいビーチで開催し、愛媛県内に四国中央市をPR出来たことは大きな成果として挙げられます。また、2009年より市と協働事業として開催しているイルミネーション事業も成功させることが出来、大きな事業目白押しとなって大変忙しい1年であったのかなと思っています。
2011年は理事長として、これまで脈々と受け継いできた歴史を重く受け止めて、先輩方に対し恥ずかしくない1年にしたいと考えています。

星川:三好理事長はここ数年、四国中央市の産業支援策について、深く考えてこられた事を私たちメンバーは良く理解しています。今日はいい機会ですので市長にお考えを伺ってみてはいかがでしょうか?
三好理事長:まず、私が「産業支援」というものに強いこだわりをもつ理由をお話させていただきます。JCの会員というのは、20歳から40歳までの誰もが入会可能な組織ですがその中のほぼ8割は青年経済人です。この経済人としての意見を行政に提言出来る組織として、JCは大きな役割を担っていると考えているからです。今日は良い機会を頂きましたので数点、市長にお伺いしたいのですが、四国中央市は古くから「紙生産」の町として歩んで参りました。近年は「紙加工」として転換してきているように感じますが、是非も含めて市長のお考えをお聞かせ頂ければと思います。
井原市長:四国中央市の強さとして「水」というものがキーワードになってくるかと思っています。
この町の歴史を振り返ると、明治から大正にかけて紙のまちの背景に、まち・うみ・やまが近い宇摩平野で、水に苦労する土地でした。当初、農林水産目的で先人が苦労して水路を確保し、多量の水を必要とする手漉き和紙が副業で発展。その後、臨海工業化の推進し、資材搬入・製品出荷を船舶で行うことが可能になり、物流の充実も図ってきた。これら先人の苦労があって、紙の工業製品出荷額約5700億で5年連続日本一、産業全体に占める「パルプ・紙・紙加工品製造業」の割合85.9%。紙関連産業である第2位「プラスティック製品製造業」。「一般機械器具製造業」を加えると、93.1%を占める紙のまちができあがりました。実は「水」というものによってこの町はひとつになれるんです。 そんな歴史を踏まえて三好理事長の質問にお答えさせていただきますと、製紙というものは水が確保できる町にしか発展はないし、その必地性があります。しかし、紙加工は四国中央市じゃなくても出来ます。そのような事を考えますと、是非「紙加工業」も四国中央市として大切に支援していく必要があると考えています。ハード、ソフト面での支援策、ネットワーク、研究、ひとづくりの支援策を、官民一体となって考えていきたいと考えています。
三好理事長:ありがとうございます。私もそう感じています。私は、紙加工を守っていく政策として、やはり仕事がし易い町にする事がこれから必要だと思っています。その為に「住工分離」というのは課題として挙げられ、土地の狭さ、11号線の渋滞、バイパスの問題等、改善されてきていますが、今後どのような方向性を考えられてますか?
井原市長:そうですね。港湾物流を促進するための三島港付近の臨港道路と交わる国道11号線の改良や県道三島川之江港線の4車線化、蕪崎土居線整備等も、国・県と連携しながら、円滑な推進を図らなければならない事は大きく考えられますが、一つの例として日本の国で言えば東京というものは核であって、千葉、神奈川に経済圏を広げています。四国中央市は四国の中の核として機能する可能性があると思っています。企業で言えば核は四国中央市にあって支店、営業所を近隣にって感じで。愛媛ではお隣の新居浜市、東には香川の観音寺市、徳島の池田市、そして高知。広い意味では合併というものも視野に入れながら、近隣と連携を取り、改善していく必要があるのかなと思っています。
三好理事長:そうですね。青年会議所のネットワークの中にも先輩方が残してくれた「IKKAN連合」というものがあります。旧伊予三島JC、旧川之江JC、旧観音寺JC、阿波池田JC、南国JCの頭文字を取って結成した連合ですが、広域的に将来の道州制の時代を見据えながら、州都構想というのも研究検討していこうと思っていますし、是非ご協力をお願いいたします。
三好理事長:それから、環境の問題も大切です。四国中央市は産業の町でありますので環境面では他市よりも進んでなければならないと思っています。この点についてのお考えをお聞かせください。
井原市長:現在、四国中央市では環境面での政策を進め他市よりも進んでいます。大きな煙突がたくさん見えますので、見た目には工業地域のように見えますが、煙突からはほぼ水蒸気だけが出ています。逆に環境面では「これだけ進んでいます。」というのを全国にアピールする事も考えていいのではないかと考えていて、映画書道ガールズでは煙突の町というものもアピールできていますし、何よりも今、一緒に協働事業として進めているイルミネーション事業では(株)大王製紙さんのエリエールタワーをライトアップして綺麗な煙突を演出して大きなアピールができていると思っています。

星川:只今、市長の方からも協働という言葉がでました。 最近ではイルミネーション事業が四国中央市における代表的な協働のまちづくり事業と言えると思いますが、今後のイルミネーション事業も含めて、どのように、或いはどんな事業を「協働のまちづくり」として進めて行けばよいか、またその時、今後お互いに(社)法皇青年会議所に期待する事柄、四国中央市に期待する事柄など、お考えをお聞かせいただければと思います。
井原市長:市長になって8年目になるのですが今「地域力」って大切だなと思うんです。時代とともに「絆」が薄れてきつつあって実はこの絆を大切にしなければ行政の力も落ちていってしまうのではないかと危惧しています。こんな時代だから「協働の精神」を強くしていかなければならないと考えています。イルミネーション事業や、芝生化事業など、行政はその引き金役を担っていて、民間の方々が伸び伸びと自分達の町を創っていくような協働のまちづくりを進めていきたいなと思っています。その代表的なパートナーが青年会議所の皆さんだと私は思っていますのでご協力をお願いいたします。
三好理事長:私も地域の「絆」は大切だと思っています。私たち青年会議所の事業を通して、市民の皆様に「絆の大切さ」という気づきを一人でも多くの方に感じていただければなと思っていますし、その為に頑張っていきたいと思っています。

井原市長:みんなが笑顔になる為には夢や希望を持たなければなりません。若い人たちが将来この町を背負うことを考えると、若い人たちが夢や希望を持たなければなりません。青年会議所の皆さんの若い夢やアイデアを実現できるように行政と共に、良きパートナーとしてこれからもこの町に誇りを持って歩んでいきましょう。2011年三好理事長を先頭に(社)法皇青年会議所が益々発展することをご祈念申し上げます。
三好理事長:2011年のスローガンは「REAL」~現実の上に理想を描こう~を掲げています。時代をしっかり見据えて声を発信していくことが我々の使命だと思っています。四国中央市の現実を理解した上で、理想を発信していく。そんな活動を行って参りたいと思っていますのでご協力をお願い申し上げます。そして、井原市長を先頭に、四国中央市が益々「笑顔あふれる町」になることに協力させていただきたいと思いますし、期待いたします。

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