法皇青年会議所とは

法皇青年会議所とは

1996年 伊予三島青年会議所(旧伊予三島)と川之江青年会議所(旧川之江)が合併し社団法人法皇青年会議所誕生しました。2014年(昨年)には公益法人格を取得し公益社団法人法皇青年会議所として再出発いたしました。そして2016年度には20周年という節目の年を迎えます。
40歳までの青年経済人で構成されるメンバーは『奉仕』『修練』『友情』の3信条のもと四国中央市の明るい豊かな街づくりを目指し、時には行政や地域の他団体とも連携し地域に根ざした活動を日々行っております。

  

  

法皇青年会議所概要

名称 公益社団法人 法皇青年会議所
LOM番号 768
事務局 〒799-0101 愛媛県四国中央市川之江町4071 市民会館川之江会館1F
2015年度理事長 石川 義浩
2015年度専務理事 近藤 豪
電話 / FAX 0896-58-0899 / 0896-58-4799
メールアドレス shikochu@hohoh-jc.jp

理事長所信

2015年度理事長所信

スローガン

〜自らに問いを持ち、明確な目的を持って進め、それが道になる〜

基本理念
自立協和

公益社団法人 法皇青年会議所
第十九代理事長 石川義浩

<はじめに>

 現在日本という国を一つの船にたとえた時、この船はどこに向かおうとするのか?
今日本が抱える問題は数多くあります。内側に目をむければ、少子高齢化問題、年金問題、国の借金問題、震災からの復興、原発再稼働に関する問題、経済成長や景気回復に関する問題、地方の過疎化、消費税の見直し、そして集団的自衛権容認に端を発した憲法解釈変更の容認など、その他まだまだ問題は山積しています。外に目を向ければ、中国、韓国との外交、領土問題、その他周辺諸国との関係、米軍の基地移設に関する選択、ロシアとの関係などまさに日々状況が変化しています。当然様々な問題を抱えています。
 世界は日本の都合では動いてくれません。その世界に目を向けるとまさに混沌とした現在の情勢を知ることができます。ロシアとウクライナの紛争により再びアメリカを中心とする西欧諸国とロシアの溝はさらに深く大きくなっています。まさに、かつての東西冷戦構造を彷彿とさせる状況です。アジアにおいても、中国の軍事力の強大化により、周辺諸国との領土領海問題における摩擦は日々大きくなっています。日本尖閣諸島、フィリピン南沙諸島、ベトナム西沙諸島など現実に中国との何らかの実際的な動きがありました。
 現在私たちはそれら国内外で起こる様々な事象について、インターネットやソーシャルネットワークを通じ瞬時に知ることができます。私たちが知ることのできる情報はかつて無いほどに多くなっています。しかし、それらの情報をどのように整理し判断するのか?余計な情報に惑わされることなく、しっかりと判断し、自分たちの未来を選択しなければなりません。言い換えれば、情報が瞬時に大量に溢れる現代社会こそ、情報を判断する個人の資質が問われる時代です。日本という国の選ぶ未来への選択は個人の政治家が決定するものではないはずです。私たち一人ひとりが真剣に現状の現実を見つめ未来を選択していかなければなりません。

 

<自らに問いを持つ>

 みなさん、自身のJC活動について疑問を持ったことはないですか?私はあります。「なぜ私はJC活動をするのか?」「JC活動は私の人生に本当に必要なのか?」「JC活動を通して本当に私は幸せを実感できるのか?」「後年自身の人生を振り返ったとき本当にJC活動は良かったと思えるのか?」このような「問い」を自分自身の中に思い巡らせてきました。自らに向ける「問い」はJC活動に対してだけではありません。当然、日々の仕事や、生活、家族との関係、また社会の一員として自身の果たす役割について、時に自分の人生について「問い」を持つことがありました。
 私自身、自らの中に「問い」を持つことは素晴らしいことだと思います。「問い」を持つことは、自分が取り組むべき目の前の課題に対して「なぜやるのか?」「どのように行うのか?」結果として「どうだったのか?」これらの視点で物事を捉え行う視点をもつことです。このプロセスはまさに皆さんがJC活動の事業を計画、実行、検証するプロセスと同じといえます。つまりJC活動は知らずのうちに「問い」を持ち「行動」をすることを実践させて貰える機会だということなのです。反対に「問い」を持たず、ただ「漫然」と「行動」を行うこともあります。この両方の「行動」を比較したときに最終的に自分自身の中に残るものに大きな違いがあると思います。この違いの積み重ねが後の人生において大きな差を生むと思いませんか?確かに自分自身の中に明確に「問い」など持たず人生を送ったとしても、幸せな人生を歩めるかもしれません。そして、さしたる不幸を感じずに済むかもしれません。しかし自らに「問い」を持つ人生にこそ密度の濃い人生の「時間」が存在しているのです。「問い」を持ち「行動」する1秒と「漫然」と「行動」する1秒では同じ長さの時間でも天地ほどの違いがあります。

 

<明確な目的をもつ>

 自分自身に「問い」を持つことは、おなじだけの「悩み」を持つことと同義であります。「悩み」の中に自分を置いたとき幸せを実感できる人は皆無であると思います。自らが抱いた「問い」に関しても、種類によっては長い時間「答え」の出ない事柄もあります。時には一生涯「答え」の出ない事柄もあります。そのような時、大切なことは「明確な目的」を持つということです。幼いころならば「夢」と表現したかもしれません。しかし、我々の年齢になれば「夢」という漠然とした表現ではなく、「明確な目的」を持つということなのです。みなさんも年齢を重ね、自分の「時間」が有限であるということを実感している頃だとおもいます。有限の「時間」の中で「自分は何の為に生き、何を成すべきなのか」真剣に考える必要があります。自分自身の人生に「明確な目的」を持てば、目の前のすべての事柄に大きな判断基準ができます。自分自身の「明確な目的」に対して判断し答えを出す。それは、人生の十年単位の行動や数年単位の行動に影響を与え、そして自分自身の身近な数ヶ月、数週間、数日、数時間、そしてこの「瞬間」の行動へと落とし込まれていくのです。「時間」はあくまで「瞬間」の積み重ねなのです。
 自分自身の「明確な目的」は当然自分自身で持たなければなりません。そして「明確な目的」に対して主体的に取り組む必要があります。自分自身が主体的に取り組むことにより、自己の「責任」が発生し、そして取るべき「行動」が決定され、そして否が応でも受け入れるべき「結果」があります。JC活動が、それぞれの皆さんの人生の「明確な目的」を達成する為に必要な「時間」や「行動」であることを本当に願います。もしそうでなければ、自分の「時間」や「お金」を掛ける価値がないからです。JC活動は本当に様々な地域で行われ、様々な種類の事業が行われます。その中で活動の意味を心底理解し行動することは実際には大変難しいことです。そして、「得る」ものがある以上、同時に「失う」ものがあるのも事実です。「時間」や「お金」もその一つです。しかし、JC活動も自分自身の「明確な目的」に照らし合わせて考えて「必要」であると判断できたならば、「時間」や「お金」は「失う」ものではなく、将来への投資であったと理解できるはずです。

 

<道>

 「道」という言葉はじつに奥が深い言葉です。一般的な意味もあれば、道徳的な意味もあり、また目指すべき方向という意味もあります。「道」は人生にたとえて用いられることも多い言葉です。みなさんの歩んできた足跡を振り返ったときそこに「道」はありますか?またこれから歩むべき先に「道」は見えますか?みなさんこれまでに何度か人生の岐路に立った経験があると思います。そしてその時に必ずどちらか一方の「道」しか選択できなかったという経験を持っているはずです。「時間」の流れは一方的なものです。戻ることを知らずただ進むだけです。その流れる「時間」の中で選択してきた結果が現在なのです。
 ただなんとなく選択してきた結果の人生であれば、振り返ったとき、そこに「道」はありますか?その先の「道」は見えますか?自らに「問い」を持ち「明確な目的」を持って選択した結果であれば、そこにしっかりとした足跡があり「道」となり、またこれから進むべき「道」を照らす灯りがあるはずです。「時間」はただ進むだけでなく、当然「終わり」もあります。時としてその「終わり」は突然に来ることもあります。だからこそ、限りある「有限の時間」を意識して「今」この瞬間に力を注いでみませんか?人生において気力、体力、知識、すべてにおいて最も充実していると言えるこの20代、30代の世代として「今」をもっと強く感じて下さい。みなさん、現代社会を生きる一人の大人として、また青年会議所の一員として「覚悟をもって確かな道を進む」その姿を積極的に日本国に対して、地域に対して、自分のまわりの人達に対して意識して示していきましょう。これが私たちに課せられた最も大きな使命です。

 

<結びとして>

 公益社団法人法皇青年会議所は公益団体として再スタートを切って今年2年目を迎えることになります。初年度行った公益事業を振り返り、さらに地域から必要とされる公益性を持った団体であるべく活動しなければなりません。より良い活動を行うためには、全員が共通の「目的」をもたなければなりません。また各個人の能力自体を向上することも必要不可欠です。能力の向上にとってもっともよい事は「経験」です。この「経験」を積むチャンスは青年会議所にはたくさんあります。各個人が自己の「目的意識」に照らし合わせて自主的に様々な事業活動に参加してこそ、「経験」を活かし、自己の能力を向上させることができます。どのような「経験」を積むのか意図し、企画を行い、事業につなげる委員会が研修委員会です。魅力的な研修を通してメンバー個々の能力の向上を図る活動を行いましょう。
 「経験」の中で大きな部分を占めるのは「人との出会い」です。人は人と出会うことにより、自分以外の多種多様な個性に触れ、刺激を受けます。青年会議所において「人との出会い」はやはり会員拡大です。会員拡大により今まで知らなかった個性や能力を持った人に出会う。そこに大きな「経験」があります。青年会議所の最大の魅力である新しい出会いを生み出す仕組みを作る委員会が会員拡大委員会です。会員拡大活動の中にたくさんの学びがあります。みなさん共に新たな出会いを創っていきましょう。
 「経験」の中に様々な種類の事柄があります。その一つが「計画」と「実行」そして「周囲の評価」に対する「経験」です。「計画」と「実行」のずれを実感し、「周囲の評価」に耳を傾ける。このような活動はより多くの人が参加できる事業により「経験」することが最も有効です。より多くの人が参加できる大きな事業、市民参加型の地域活性化を促進していく委員会が、まちづくり委員会です。まちづくりを通してより大きな成長の機会を共に積に得ましょう。
 すべての「経験」において大切なことは「振返り」と「発信」です。青年会議所内において行ったすべての事柄について「振返り」を行い自身の中にしっかりとした形で「経験」を残す。そして「振り返り」の内容を鑑みて、新たなる「発信」を行い、新たな「経験」の機会に繋げる。総務広報委員会はまさに「振り返り」と「発信」の委員会です。メンバーが行った事業などを、記録として残し、情報を多方面に向け発信していきましょう。
 みなさんに問いたいことがあります。「あなたは去年一年間の内で一体何日くらいの出来事に記憶がありますか?」20日程度ですか?それとも60日程度ですか?それとも、もっとたくさんですか?その記憶の中に青年会議所活動は何日含まれますか?個人的な感覚として日常的な事柄はまったく思い出すことができないというのが実情です。反対に何か日常と違ったことを行った日のことは明確に思い出すことができます。そして私自身の思い出せる記憶の中に実に多くの青年会議所での活動があります。時間が経過しても忘れられない事柄や身についていること、これこそが「経験」です。一年という時間を費やしてどれだけのことを記憶し学び成長できたか。「忘れることの出来ない一日」を持つことはできたのか?「経験」は積めたのか?皆さんも自らに「問い」かけてみて下さい。 
 公益社団法人法皇青年会議所は来年20周年を迎えることになります。20周年を目前に控えた今年度どのような思いで活動するのか、「時間」は流れます。なにもせずとも20周年はやってきます。しかし、明確に「法皇青年会議所の諸先輩方が歩んできた足跡を感じ、感謝し、これから歩むべき後輩たちに公益社団法人法皇青年会議所の未来図を示す」という「目的」を共有し20周年をこちらから積極的に迎えに行きましょう。そして、今年度は20周年準備委員会が立ち上がります。20周年準備委員会と共に、みなさんも来年に向けて準備活動をはじめましょう。最後に、私自身「自らに問いを持ち」「明確な目的を持って進み」「道を明らかにする」ために力を尽くします。みなさんも一緒に前進し「道」を進みましょう。

 

<基本方針>

 ・法皇青年会議所20周年に向けた準備および周知活動
 ・会員拡大に繋がる法皇青年会議所についての情報発信及び事業
 ・青少年育成に関する事業
 ・まちづくりに関する事業
 ・法皇青年会議所内外におけるスムーズな情報発信
 ・メンバーの資質向上に繋がる事業

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